公開日 2014年2月14日
更新日 2025年2月3日
中野市には、京都伏見の流れをくむ「中野人形(奈良家)」と愛知三河の流れをくむ「立ヶ花人形(西原家)」とういう二つの土人形が昔ながらの伝統技法で今も受け継がれています。
中野人形は、江戸時代末期から継承されており、主に縁起物や風俗物が作られています。立ヶ花人形は、明治時代に三河の瓦職人の指導により創始され、歌舞伎を題材とした人形を中心に制作されています。
このように流入経路も特色も異なる二系統の土人形が、今も同一地域内で制作されていることは大変珍しく、中野市が「土人形の里」と呼ばれる所以となっています。
そんな土人形の里中野市にある日本土人形資料館では、人形づくりの伝統技法を伝えるとともに、中野の土人形をはじめ日本各地の土人形を収蔵展示しています。
それぞれの地で庶民生活に根差し、愛されてきた土人形をぜひご覧ください。
土人形絵付け体験
日本土人形資料館に併設した絵付け体験棟では、土人形の絵付け体験ができます。
この絵付け体験棟は、地元の木材を多く使用しており、清々しい木の香りが漂うとても居心地の良い空間です。
そんな癒しの空間で、素焼きの真っ白な人形に絵の具で彩色し、世界に一つあなただけの土人形を作ることができます。
小さなものであれば30分程度で出来上がります。スタッフが丁寧に説明しますのでお気軽にどうぞ!
※絵付け体験料金は、人形によって400円からです(入館料と別)。
月の兎
いつかまた・・・
きっと逢える・・・
持っていると最愛の人と巡り逢える・・・この人形に込められたロマンです
※月の兎は、中野人形(奈良家)の型を使用し、日本土人形資料館が制作・販売しているオリジナル商品です。
銘菓「月の兎の運呼(うんこ)」
落花生をいろいろな味の殻で包んだ豆菓子です。
「運を呼び込んで幸運に出会えるお菓子」という設定になっていますが、真偽のほどは実際に食べてご確認ください・・・
巡り逢いの丘
日本土人形資料館に隣接した「巡り逢いの丘」には、月の兎の形をした自然石「巡り逢いの巨石」があり、大切な人との巡り逢いを叶えてくれるというジンクスがあります。
今では、巡り逢いの願い以外にもいろいろな願いを可愛らしい「願い兎」に書いて石室に奉納する方で賑わっています。願い兎にあなたの大切な想いを込めてみませんか。
※願い兎は日本土人形資料館で販売しています。6色ある願い兎は、それぞれの願いにあわせてお選びください。
巡り逢いの丘からは北信五岳を一望でき、市内でも指折りのビューポイントです。特に夕焼けに染まる北信五岳は素晴らしい情景で、長野県のサンセットポイント100選にも認定されています。
あじさいの道
日本土人形資料館の周辺にある紫陽花は、同館が建設された平成元年頃に約500株が植栽されたものが始まりです。その後も毎年少しずつ数を増やし、現在は約1,000株になっています。
その中を通り抜ける「あじさいの道」には、見ごろの時期(6月下旬~7月下旬)には色とりどりの紫陽花の花であふれ、多くの方が訪れるスポットになっています。
項目 |
内容 |
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所在地 |
中野市中野1150番地 |
電話番号 | 0269-26-0730 |
開館時間 |
9:00~17:00(3月~11月) 10:00~16:00(12月~2月) |
休館日 |
木曜日 12月29日~1月3日 |
入館料 |
一般300円 高校生以下150円 ※未就学児、中野市内に住所をお持ちの小学生・中学生及び70歳以上の方、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳、要介護・要支援認定の介護保険被保険者証をお持ちの方とその介助者1名は無料(障がい者手帳・介護保険被保険者証を提示) 体験料は別途(400円〜) |
※指定管理者である、一般財団法人信州なかの産業・観光公社のホームページをご覧ください。