公開日 2025年11月10日
更新日 2025年11月10日
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アルコール依存症とは
アルコール依存症とは、大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態で、精神疾患のひとつです。その影響は精神面にも、身体面にもあらわれます。また、仕事や家庭生活など生活面にも支障が出てくることがあります。北信圏域は男性の飲酒習慣が県内第2位であり、地域の祭事等で飲酒の機会が多い地域です。アルコール依存症は誰でもなりうる病気ですが、適切な対応や治療により回復が可能です。その回復過程において家族の支援が重要となりますが、病気の知識や本人への関わり方がわからないことで対応に苦慮し、家族全体の生活に影響を及ぼすこともあります。
アルコール関連問題とは
アルコール関連問題とは、アルコール依存症だけでなく、多量飲酒や身体的・精神的・社会的な問題を含む、アルコールを原因とするさまざまな問題の総称です。これには、飲酒による健康被害や、家族や社会に与える影響が含まれます。主な問題として多量飲酒(1日平均で純アルコール量が60g以上となる飲酒)による臓器障害や生活習慣病、急性アルコール中毒等の身体的問題、うつ病や睡眠障害、自殺の発症リスクが高まる精神的な問題、配偶者への暴力(DV)や子どもへの虐待、飲酒問題の世代間連鎖等家庭崩壊を引き起こしたり、飲酒運転等による地域・社会的な問題が挙げられます。
11月10日から11月16日はアルコール関連問題啓発週間です
アルコール健康障害対策基本法において、国民の間に広くアルコール関連問題に関する関心と理解を深めるため、上記期間をアルコール関連問題啓発週間としています。厚生労働省ではアルコールの健康障害対策について周知を行っています。

中野市の相談窓口
中野市健康づくり課ではアルコール問題に関する相談を受け付けています。専門的な相談窓口や、自助グループ等の紹介も行っています。ひとりで悩まずにご相談ください。
電話での相談 中野市健康づくり課健康管理係0269-22-2111(内線242)
中野市こころの健康相談 もご利用ください。
長野県の依存症相談
長野県(精神保健福祉センター)では依存症相談を行っています。また、各種家族会や当事者会についての情報も掲載されています。
長野県の依存症相談/精神保健福祉センター
長野県内の専門医療機関
長野県では、アルコール健康障害、薬物依存症、ギャンブル等依存症の患者が適切な医療を受けられるようにするため、依存症専門医療機関及び依存症治療拠点機関等を指定しています。
依存症対策について/長野県(長野県健康福祉部疾病・感染症対策課)

その他の相談機関
依存症対策全国センター
全国の依存症相談窓口と医療機関が検索できます
断酒会
断酒会とは、アルコール依存症からの回復を目指す自助グループです。1958年に設立され、当事者やその家族が集まり、体験談を語り合いながら支え合い断酒(アルコールを摂取しないこと)を継続していくことを目的としています。断酒会では例会が開催され、参加者は自分のアルコールに関する体験を語り合い共通の悩みを持つ仲間として信頼関係を築き、断酒を継続する気持ちを持ち続けることができます。
公益社団法人 全日本断酒連盟|お酒は断酒会でやめられます
アルコール関連問題を抱える方やアルコール依存症の方、その家族を支援する非営利団体です。全国の断酒会や相談窓口の検索、断酒に関する情報が掲載されています。
※全日本断酒連盟に加入していない非公開の断酒会も存在しています。
