公開日 2024年12月3日
本日ここに、令和6年12月市議会定例会を招集いたしましたところ、ご出席をいただきましてありがとうございます。
開会にあたりまして、ごあいさつを申し上げます。
このたびの市長選挙におきまして、再び市政の舵取りを任せていただくこととなり、改めて市民の皆様からの負託と、市長としての重責を実感しているところであります。
2期目の市政の運営にあたりましては、これまでの4年間の経験を糧とし、引き続き市民の皆様の声を真摯にお聞きしながら、市政に取り組んで参る所存であります。
まずは基本的な取組として、第2次総合計画後期基本計画に掲げる施策の実現と、5つの重点プロジェクトの目標達成に向け、引き続き尽力して参ります。
そして、今回の選挙において公約として掲げました「少子化対策を加速化」、「地域経済の強化・活性」、「地域医療と福祉と防災の拡充」、「交流のまちづくり」の4項目を柱に、市民の皆様といっしょに「薔薇色の故郷」を創り上げるとともに、「信州中野」を全国に発信し、定住・移住・関係人口の更なる拡大を図って参りたいと考えております。
特に、少子化対策を加速化するため、子育て世代が安心して暮らせるよう給食費の無償化をはじめ、子育て支援施策を中心に商・工・農の充実など、様々な課題について優先度の高いものから順次着手して参ります。
また、これまで行われている信州なかのバラまつり、中野ションションまつり、中野ひな市のほか、今年初めて開催しました痛車フェス、今月8日に行うなかのかのかり祭などの開催により、年間を通して賑わいのある「訪れておもしろいまち」となるよう取り組むなど、将来にわたり明るく住みやすい元気なまちづくりの実現に向け、市政運営に全力を注いで参ります。
議員各位におかれましても、引き続き市政発展のため、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、市政に関連する事項でありますが、最初に、地球温暖化対策への取組についてであります。
11月23日、市民会館「ソソラホール」において、子どもから大人まで幅広い年代に、今後の地球温暖化対策への啓発を図るため、「2024信州なかの環境フェア」を開催し、多くの方にご来場いただきました。
市では、今後も環境問題や気候変動の情勢を見つつ、地球温暖化対策について、各種施策を講ずるとともに、広報啓発を実施して参りたいと考えております。
次に、信濃グランセローズについてであります。
今シーズン、長野県民球団信濃グランセローズは、球団創設18年目で悲願の日本独立リーググランドチャンピオンシップ優勝を果たしました。
来年も、日本一連覇を目指して突き進んでいただきたいと思います。
次に、本市出身、プロ野球横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手についてであります。
中野市スポーツ大使の牧選手が、横浜DeNAのキャプテン就任1年目で、日本シリーズ優勝をつかみました。
卓越したプレーとリーダーシップが、勝利に導く重要な要素となり、優勝に貢献され、市民の皆様に、夢と感動を与えてくれました。
また、先日開催された第3回WBSCプレミア12でも侍ジャパンとして出場し、残念ながら優勝は逃しましたが、今大会決勝ラウンドまで8戦全勝するなど、その輝かしい活躍に、中野市民に大きな希望をいただいたところであります。
来シーズン以降も、引き続き、牧選手の活躍を大いに期待するとともに、市民の皆様と声援を送りたいと思います。
次に、市内経済の状況についてであります。
製造業20社を対象とした7月から9月までの景況調査によりますと、依然として円安、原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇等による影響が続いており、業況回復には今しばらく時間がかかることがうかがえる状況であります。
こうしたことから、地域経済の強化及び活性化に向け、地元企業の支援や雇用確保、工業の強化及び就労支援に必要な施策を実施して参ります。
今議会に提案いたします議案は、専決処分の報告1件、条例案4件、補正予算案3件、事件案4件の合計12件であります。
よろしくご審議をいただきますようお願いを申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。