令和6年9月市議会定例会 市長あいさつ

公開日 2024年9月3日

本日ここに、令和6年9月市議会定例会を招集いたしましたところ、ご出席をいただきましてありがとうございます。

開会にあたりまして、ごあいさつを申し上げます。

最初に、お出かけ市長室についてであります。

「お出かけ市長室~市長と語ろう!まちづくり意見交換会」は、令和8年度を初年度とする第3次中野市総合計画の策定にあたり、市民の皆様とまちづくりについて語り合うことで、目指すまちの姿を共有し、市民参加のまちづくりを推進することを目的として実施しているものであります。

これまで、4つの公民館で開催したほか、1団体との意見交換会を実施し、多くの提案・意見などを頂きました。

頂いた提案につきましては、総合計画の施策に適切に反映して参ります。

また、今後も高校生や団体との意見交換会を予定しているほか、実施を希望される団体も随時募集しております。

この機会に中野市の将来を見据えながら、市民の皆様と建設的に語り合いたいと考えております。

次に、「2024信州ねんりんピック」についてであります。

信州ねんりんピックは、明るく活力ある長寿社会の実現を目指し、文化・芸術活動やスポーツ競技等を通じて、生きがいと健康づくりを増進し、社会参加に対する理解と幅広い交流を深めることができるもので、県内高齢者の文化・芸術とスポーツの祭典であります。

今月28日には、中野市及び山ノ内町を会場に、「信州ねんりんピック スポーツ交流大会」が開催されます。

参加される皆様のご健闘をご祈念申し上げるとともに、本大会を通じて、地域を超えた交流の輪が広がることを期待しております。

次に、保育所民営化推進事業についてであります。

当該保育所設置運営事業者から、開園後の健全運営などを理由に、当初の予定を大幅に超える工事費に対する支援を求められ、社会経済状況及び事業者の実情を熟慮した結果、本事業の目的を果たすために、支援することとしたところであります。

二つの新園は、開園後、将来にわたり、未来を担う子ども達の健全で豊かな保育・教育の場を担っていただく施設であり、行政として必要な支援であると考えております。

本支援に関する補正予算案を今議会に提案いたしましたので、慎重に審議いただきますようお願いいたします。

次に、将来の農地利用の姿についてであります。

現在、地域農業の未来設計図となる地域計画の策定に向け、昨年度に引き続き、各地区において、農業委員会、JA、県などと連携して座談会を開催しております。

地域の農業者の皆様と共に、担い手の確保や農地の集積・集約などをテーマにしたワークショップ形式での話し合いのほか、農地の現況地図を囲みながら、農地ごとの将来の予定耕作者についての話し合いを行っているところであります。

なお、今年度末までに地域計画の策定を予定しておりますが、策定後も、座談会を開催し、本市地域農業の将来の在り方についての話し合いを継続して参りたいと考えております。

次に、クマに関する情報提供についてであります。

去る6月5日に県がクマ出没注意報を発令したことに伴い、市民の皆様に注意していただくよう、市内でのクマの出没情報と出没マップを公式ホームページに掲載いたしました。

クマの目撃情報や農作物の被害報告があった場合は、中野市猟友会会員及び市職員が現場確認を行い、必要に応じて、防災行政無線や中野市すぐメールによる注意喚起を行うとともに、公式ホームページに掲載いたします。

これから、農作物の収穫期を迎え、更にクマの出没が増えることが予想されますので、市民の皆様には、日頃から注意していただくようお願いいたします。

次に、ワイン・シードル特区の認定についてであります。

先月27日、市内全域を範囲とした小規模でワインを醸造することができる「構造改革特別区域計画」の「特産酒類の製造事業」として、「農業王国 信州なかのワイン・シードル特区」の認定を国から受けました。

現在、市内の農業者がワイン用のブドウの栽培に取り組まれており、自らワインを醸造する計画を進められています。

更なる果樹産地としてのブランドイメージを構築し、地域活性化につながるよう支援して参ります。

次に、市内の商工業についてであります。

市内経済をみますと、製造業20社を対象とした4月から6月までの景況調査では、業況が「改善」と回答した企業が、前回の4社から2社へと減少し、また、「悪化」と回答した企業は11社で、前回と同数でありました。

円安の進展、原材料価格の高騰、エネルギーコストや輸送費の上昇等による需要の減退などが影響しているものと考えられ、業況の回復には今しばらく時間がかかることがうかがえる状況であります。

このような状況の中、市では信州中野商工会議所への商工業経営力向上支援事業の委託をはじめ、今年度から制度を拡充した工場立地推進事業助成金や店舗立地推進事業助成金、空き店舗活用チャレンジ等支援事業補助金など、各種施策の一層の利用促進を行い、地域経済の活性化を図って参りたいと考えております。

次に、信州中野アーチェリーセンターについてであります。

北信濃ふるさとの森文化公園において、令和5年度から建設工事を実施して参りましたアーチェリー施設が、7月21日にオープンいたしました。

当日は、しゅん工式とオープニングイベントを開催し、オリンピックメダリストによるデモシュートやアローベル大会などを行い、多くの方にご来場いただきました。

また、オープン以降、合宿の学生や障がいのある方のほか、多くの方々に、連日、当施設をご利用いただいております。

小さなお子さんから高齢者、障がいのある方など男女問わず楽しめるスポーツを体験できる施設として、大勢の皆様にご利用いただきたいと考えております。

次に、7月4日に市営野球場で行われました信濃グランセローズと福岡ソフトバンクホークス3軍によるNPB交流戦についてであります。

市内7小学校から約600人の児童が招待され、大変暑い中での観戦となりましたが、応援グッズを手に熱い声援を送り、大いに盛り上がり楽しんでいる様子がうかがえました。

また、試合観戦の前後には、ソソラホールにおいて、唱歌「故郷」・「朧月夜」誕生110周年を記念し、「故郷」を歌いつなぐ動画の撮影も行われました。

ホール内には児童の皆さんの一体となった歌声が響きわたり、大変有意義な校外活動になったのではないかと思います。

次に、市立図書館のリニューアル工事についてであります。

先月初めから外構工事に着手し、30日からは閉館して、内装工事等に着手しているところであります。

閉館期間中はご迷惑をおかけしますが、各分館のご利用をお願いいたします。

開館は9月20日を、また、外構も含めた全ての工事の完了は来月下旬を予定しており、リニューアルした図書館に大勢の皆様にお越しいただき、思い思いに楽しんでいただきたいと思います。

本日提案いたします議案は、条例案5件、補正予算案8件、決算認定9件、事件案6件の合計28件であります。

よろしくご審議をいただきますようお願いを申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

お問い合わせ

総務部 庶務課 秘書広報係
TEL:0269-22-2111 (212,400)

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