プレコンセプションケア

公開日 2024年6月20日

更新日 2024年6月27日

すべての人に健康と福祉を

プレコンセプションケアって何?   

プレ(pre)は「~の前の」、コンセプション(conception)は「受胎・妊娠」で、プレコンセプションケアは「妊娠前からの健康づくり」という意味です。
若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活と健康と向き合うこと。次世代を担う子どもの健康にもつながるヘルスケアとして近年注目されています。早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。

                                  家族イラスト

いまなぜプレコンセプションケアなのか           

・リスクのある妊娠の増加
若い女性のやせと肥満の増加、出産年齢の高齢化などから、リスクの高い妊娠が増加しています。プレコンセプションを行って、妊娠前にリスクを減らしていくことが、健やかな妊娠・出産や生まれてくる赤ちゃんの健康につながります。

・不妊の増加
「生理不順を放置していた」「生理痛を我慢していた」などが、将来の不妊の原因になることがあります。妊娠や出産に関する正しい知識を得て行動し、将来の不妊のリスクを減らしましょう。

・人生100年時代を生きるために
子どもを持つ選択をするしないに関わらず、プレコンセプションケアを実施することで、より豊かな人生につながるでしょう。

妊娠イラスト 

プレコンチェックシート

まずは、現在の自分の健康状態について振り返りましょう。チェックシートは男女ともあります。

プレコンチェック女性用[PDF:825KB] プレコンチェック男性用[PDF:824KB]
引用:国立成育医療研究センター(外部サイト)

考える  今からできることは?何から始める?  考える人

〇体重
適正体重を維持するように心がけましょう。BMIで18.5以上25未満が適正体重と言われています。女性のやせは、貧血や将来の骨粗鬆症の原因になるだけでなく低出生体重児等の要因になります。太りすぎは、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群につながるなど妊娠・出産時のリスクを高めます。

 BMI(体格指数)= 体重(kg)÷ 身長(m) ÷ 身長(m)                       簡単計算はこちらからBMIチェックツールeヘルスネット(厚生労働省)
〇食事                          
1日の食事の内容や量については、食事バランスガイドを参考にしましょう。 
食事の基本は、主食・主菜・副菜がそろうように意識して食べましょう。間食として、果物や乳製品を取り入れましょう。食事の量を極端に減らしたり、偏った食事は貧血や肌荒れなどの原因になります。
1日の食事の内容や量については、食事バランスガイド(厚生労働省)を参考にしましょう。
ちょうど良いバランスの食生活(農林水産省 日本型食生活のすすめ)
食事バランスガイド   日本型食生活のススメ

〇葉酸
妊娠前から妊娠期にかけて、葉酸というビタミンをしっかり摂ることで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。妊娠を知るのは神経管ができるときよりも遅いため、妊娠を希望する女性は緑黄色野菜など葉酸を含む食品を積極的に摂取しましょう。また、サプリメントや食品に強化される葉酸としては用量用法を守り、上手に取り入れましょう。
               葉酸を多く含む食品
ブロッコリー枝豆 もろこし いちご 納豆
  中野市健康をこどもにつなぐ事業~葉酸サプリメント配布事業
〇適度な運動
適正体重の維持には欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。運動は、こころの状態にも良い影響を与えます。
  中野市健康づくりポイント事業「健康ポイントアプリ
〇危険ドラッグ・有害物質
危険ドラッグや大麻、大気汚染、農薬、シンナーなど、自分の体に影響を与えるものは、将来生まれる赤ちゃんの健康にも影響を与える可能性があります。絶対にやめましょう。

〇喫煙                                  
タバコはがん・心臓病をはじめ沢山の病気を引き起こします。また、男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク因子になるなどその影響はきわめて広範囲です。身近な人にも禁煙をお願いしましょう。
​​​​​​〇飲酒           
妊娠中お酒を飲むと、アルコールは胎盤を通って赤ちゃんにも影響し、胎児アルコール症候群の原因になります。妊娠を考えた時から、アルコールは控え、妊娠中は禁酒が原則です。
                健康を意識すること、それが“プレコン”です
体重計食事 ランニングウオーキング 禁酒 禁煙

検査やワクチンを受けましょう

〇性感染症
性感染症の中には、男女ともに不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。感染症のリスクを感じたり、気になる症状がある方は検査を受けて早期に発見し、治療を行うことが重要です。パートナーがいる場合は、お互いに感染し合うことがないよう、パートナー間で予防・治療に取り組むことが大切です。
〇その他の感染症
風疹、麻疹、水疱瘡など、性感染症以外にも妊娠中にかかると赤ちゃんに影響を与える恐れのある感染症があります。日頃から、手洗いやうがいなどの感染症予防に努めるとともに、ワクチンで予防できるものもあるため、妊娠を考える前にパートナーや家族も含め、必要なワクチンは接種するようにしましょう。
 ご自身の予防接種歴は、母子(親子)手帳で確認できます。接種歴を確認してみましょう。
〇健(検)診や予防接種
中野市健(検)診
中野市子宮がん検診はこちら中野市健診案内[PDF:1.29MB]
中野市子宮頸がん予防接種はこちら

詳しく知ろう!プレコンセプションケア

〇プレコンセプションケアについてより詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
引用:国立成育医療センター プレコンノート(外部リンク) 
プレコンノート                
健やか親子21(プレコンセプションケア)(外部リンク)          

お問い合わせ

健康福祉部 健康づくり課 母子保健係
TEL:0269-22-2111(388,385)

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