公開日 2014年4月1日
更新日 2025年2月21日
子宮頸がん予防ワクチン接種は、2013年(平成25年)6月厚生労働省の勧告により積極的な接種勧奨を差し控えていましたが、2021年(令和3年)11月26日付けで厚生労働省より2022年(令和4年)4月から積極的な接種勧奨を再開する通知が発出されました。
また、2023年4月1日から9価HPVワクチンが加わりました。
中野市では、2024年(令和6年)4月に、中学1年生の女子に個別勧奨を実施します。
厚生労働省リーフレット
接種につきましては、厚生労働省作成のリーフレットを必ずお読みになり、ワクチンの効果、リスクなど十分ご理解いただいた上で、お受けください。
ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)(厚生労働省ホームページ)
小学校6年から高校1年生相当の年齢の女子と保護者の方へ大切なお知らせ
【概要版リーフレット】子宮頸がんワクチン[PDF:5.79MB]
【詳細版リーフレット】子宮頸がんワクチン[PDF:7.09MB]
対象者
中野市に住民登録がある、小学校6年~高校1年に相当する年齢の女子(12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子)
標準的な接種期間は、中学1年生(13歳となる年度の初日から末日)
接種費用
無料
(対象年齢を過ぎると任意接種になるため自費になります)
実施場所
- 市内指定医療機関
令和6年度予防接種委託医療機関[PDF:71.6KB] (子宮頸がんの欄)
- 長野県内の他市町村でも接種できます
予防接種市町村間相互乗入れ接種医療機関(HPVの欄)
※県外の医療機関で接種を受ける場合、申請により助成が受けられます。必要書類をお送りしますので、健康づくり課までご連絡ください。
※転入や紛失等で予診票をお持ちでない場合は再発行いたしますので、健康づくり課までご連絡ください。
標準的な接種スケジュール例
※使用するワクチンは3種類あります。
サーバリックス(2価)の場合
- 1回目の接種から1ヶ月後に2回目
- 1回目の接種から6ヶ月後に3回目
ガーダシル(4価)の場合
- 1回目の接種から2ヶ月後に2回目
- 1回目の接種から6ヶ月後に3回目 ※2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2ヶ月後と6ヶ月後にできない場合、2回目は1回目から1ヶ月以上、3回目は2回目から3ヶ月以上あけます。
シルガード(9価)の場合
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合
-
1回目の接種から6ヶ月後に2回目 ※1回目の2回目の接種は、少なくとも5ヶ月以上あけます。5ヶ月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
1回目の接種を15歳になってから受ける場合
- 1回目の接種から2ヶ月後に2回目
- 1回目の接種から6ヶ月後に3回目 ※2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2ヶ月後と6ヶ月後にできない場合、2回目は1回目から1ヶ 月以上、3回目は2回目から3ヶ月以上あけます。
ワクチン接種後の注意
接種後、注射による痛みや心因性の反応等による失神があらわれることがあります。失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファに座るなどして様子を見るようにしてください。
副反応
接種後に起こるかもしれない体の変化
- 多くの人に起こる症状
注射した部分の痛み、腫れ、赤み、疲れた感じ、頭痛、腹痛、筋肉や関節の痛み - その他の症状
注射した部分のかゆみ、出血、不快感、発熱、めまい、発疹、じんましん、緊張や不安、痛みなどをきっかけに気を失う
まれに、起こるかもしれない重い症状
- 呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
- 手足の力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群)
- 頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎)
キャッチアップ接種について
積極的勧奨が差し控えられていたことにより接種の機会を逃した方への救済措置として、公費(無料)による接種機会を提供することとなりました。2022年に対象者の皆様にワクチン接種のご案内、厚生労働省作成リーフレット(詳細版)、予診票等をお送りしました。接種のしかたや注意事項は、基本的に定期接種対象者と同じです。接種の前に、ご本人とご家族でリーフレットを必ずお読みください。ワクチンの有効性とリスク等を十分にご理解いただいた上で、体調の良いときに接種するようにしてください。
予診票をお持ちでない場合は健康づくり課までご連絡ください。
キャッチアップ接種に関するリーフレット[PDF:495KB]
対象者
中野市に住民登録がある、平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年(平成9年)4月2日~2008年(平成20年)4月1日)の女性で、過去に子宮頸がん予防ワクチンを合計3回受けていない方
実施期間
2022年(令和4年)4月1日~2025年(令和7年)3月31日まで
※標準的な接種間隔では、接種完了までに約6ヵ月かかりますので、接種を希望される場合には、お早めにご検討ください。
なお、標準的な接種間隔をとることができない場合には、最短4ヶ月で3回接種を完了することができます。詳細についてはご相談ください。
※2025年(令和7年)4月以降の接種はキャッチアップ期間を過ぎてしまうため、自費となります。
キャッチアップ接種に関する最新の検討状況について
キャッチアップ接種に関する最新の検討状況につきましては、下記のページをご覧ください。
子宮頸がん予防ワクチン キャッチアップ接種に関する最新の検討状況について | 長野県中野市
任意接種として2022年3月末までに接種をされた方へ
1997年(平成9年)4月2日から2005年(平成17年)4月1日生まれの女性のうち、定期接種の対象年齢を過ぎて、2022年3月31日までにHPVワクチンの任意接種を自費で受けた場合に、接種費用の助成(償還払い)を実施します。
対象者や申請の方法は、「子宮頸がん(HPV)ワクチンの任意接種償還払いについて」をご確認ください。
HPVワクチンに関する相談窓口
接種後に症状が生じた方に対する相談窓口について(厚生労働省)
子宮頸がん予防ワクチン接種後に生じた症状に係る協力医療機関
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について(厚生労働省)
予防接種による健康被害救済制度について
予防接種法に基づく予防接種を受けた後、健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく給付を受けることができます。
予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省)
子宮頸がん検診について
HPVの感染を防ぐことで将来の子宮頸がんを予防できると期待されていますが、ワクチンで防げないHPV感染もあります。
子宮頚がんの早期発見のため、20歳を過ぎたら定期的に検診を受けましょう。
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