第4回 信州なかのクリエイティブミーティングまとめ

公開日 2022年10月14日

第4回信州なかのクリエイティブミ―ティング

開催風景

テーマ

みんなが楽しく、誰もが面白い、市民の広場をつくる。1

期日

2022年9月21日(水曜日)午後6時30分~

会場

中野市役所 会議室52・53

開催内容

  • アイスブレーク
  • レクチャー
    「公立の劇場・音楽堂の機能」
    「新しい文化政策の流れ」
  • グループワーク1
    「市民会館の企画事業 誰のためにどのような事業を取り組むか」
  • グループワーク2
    「中野市って閉鎖的?」

説明資料・記録動画

レクチャー「公立の劇場・音楽堂の機能」「新しい文化政策の流れ」

「公立の劇場・音楽堂の機能」「新しい文化政策の流れ」[PDF:50.8KB]


https://youtu.be/yWcV90h6mug

グループワークの結果(概要)

グループ1の皆さん

グループ1のシート

「市民会館の企画事業 誰のためにどのような事業を取り組むか」

テーマは事業関係として、まずはみんなの好きなものから出し合った。
ダンスが好きなので、若い人がキレキレで踊っているダンスを間近でみたい。
好きなものは、「みたい」「ききたい」「感じたい」「そばにおきたい」
→中野市のホールで楽しめるなら感動

合唱している方は、好きな音楽を聞きたい。

中野市へ移住して来て驚いたのが映画館がないこと。
移住前の地域でお店をしていたときは、ライブやミニコンサート、お芝居の劇団員との触れ合いの場などを提供する催しを行ってきた。
→市民会館のロビーでできるのではないか。
映画上映会なども開催してきた。
→全く興味のないお客さんにも見ていただくことができ、感動する。

対談が好きなので、トークショーなどを聞きたい。
現代アートなども、好きな人は追いかけていくので、エントランスなどへ展示したりすることも考えられる。

「中野市って閉鎖的?」

グループの2人は中野市生まれ中野市育ち、1人は県外出身。
中野市の方に聞くと、内向的で内に向いている気質があるようである。
福岡出身者からすると閉鎖的という部分がピンとこない。
閉鎖的と感じるような深い文化体験もしてないというのもあるかもしれない。
親切な人がたくさんいて、よくしてもらったことしかないので、わからなかった。

グループ2の皆さん

グループ2のシート

「市民会館の企画事業 誰のためにどのような事業を取り組むか」

中野市は閉鎖的な面があると思う。
何か新しいことをやるなら意識の改革が必要だと思う。

農業中心の中野市であるため、農業従事者・企業従事者のための催しがあればいい。
老若男女、たくさんの人を巻き込む。

少し前にあった市内のコンベンションホールでは、ディナーショーなどはチケットが高いけどたくさん人が来る。
でも、芸術・文化だと人がこないのはなぜか??
中野市は農業中心の地域。オペラやバレエなど、超一流のものを見たいけど、上を目指すためにはまず足元から取り組んでいく必要がある。
全ての市民を巻き込んで、松本歌舞伎のようにボランティアなどを集ってみんなで作り上げていくことが必要だと思う。

「中野市って閉鎖的?」

他県から嫁いできたときは友達がいなかった。
服装など見た目で判断されたこともあった。
あるとき思い切って公民館活動の子育て講座に参加したことで、友達もできて楽しくしている。

「中野市っていいところ」って言いたいけど、いろんなところに飛び込んでいく余裕があまりない。
やっぱり意識の改革、心の余裕を持ちたい

グループ3の皆さん

グループ3のシート

「市民会館の企画事業 誰のためにどのような事業を取り組むか」

具体的な事業をみんなで出し合った。
やはり音楽に関することが多く出された。
ロビーコンサート、バンド演奏、ダンス、吹奏楽の演奏など。
書道パフォーマンスのように他分野との交流も楽しい。
市民会館には大ホール・多目的ホールなどがある。
場所によって使い方を変えたりして、音楽イベントを実施していくのはどうか。

「中野市って閉鎖的?」

中野市は、世話好きな反面噂好き。
自然豊かで災害少ない。農業盛ん。
閉鎖性もあり、内向的な性質でもある。
親切である反面交流が少ない面もあったりする。

グループ4の皆さん

グループ4のシート

「市民会館の企画事業 誰のためにどのような事業を取り組むか」

市民全てのために参加できるサークル活動的なもの。
そこに行けば仲間と一緒に芸術活動ができるゆるい活動の場があればいい。
日常生活の中で文化芸術に関して話し合うことが大切。
絵画が趣味にしている方が多いと思うので、建物の通路に作品をたくさん展示して、作者が常駐することで作者とのコミュニケーションを取れるように。
福祉の分野では福祉コーディネーターがいるが、会館内にアートコーディネーターが常駐してはどうか。
行政がしっかりPRして、いろいろなニーズを拾い上げたり、ボランティアとの接点を作っていく。
アートに関する科学的効果も数値化できる部分があればいいのではないか。
アルファ波、ベータ波など数値化できれば芸術の刺激を受けた時に生態がどういう反応をするか、研究機関とのコラボも面白いかもしれない。
アートの影響で人生が変わる人もおり、そういう人の追跡活動もして数値化していくことで予算化しやすく、理解が深まると思う。

「中野市って閉鎖的?」

グループの中には、閉鎖的という感覚を持っている人はいなかった。
日本人的な気質か、内陸の土地がらかもしれない。
海洋文化のように海に面している地域はオープンにならざるを得ない。
閉鎖的だとしても日本はいろんな文化を取り入れている。
江戸時代も閉鎖的だったが、250年間一つの時代が続いたことは世界で見てもまれ。
閉鎖が悪いのか、いいのか、わからない部分もあるし、いろんな歴史的な面もあると思う。

グループ5の皆さん

グループ5のシート

「市民会館の企画事業 誰のためにどのような事業を取り組むか」

薔薇色の中野市をテーマにして考えた。

移住された方の意見としては、中野市は素晴らしい場所、活動が盛んで才能がある人や美術家がいっぱいいて、可能性がたくさんあると思う。
こどもたちに生でたくさんのものを見せてあげたい。
薔薇色の中野市、バラ祭り中心で音楽活動をしてきた中で感じることは、市民参加から残されている人もいる。
いろいろな他分野、横とのつながりがとりにくいと感じる部分もある。

「連続性」「積み重ね」「融合」「統合」「発表」が大切
新しい市民会館で活動を進めて、分野問わず融合・統合して、その成果を大ホールで発表できればいいと思う。
一般的な公共ホールの活用比率が10%という話もあるが、そんな取り組みをすれば50%に上がるのではないか。

中野市は公民館活動盛んで、個性豊かでいろんな人が多い。
学校の吹奏楽や合唱団、市民の合唱団、音楽に力を入れてきたところだと思う。
歴史的に古いところも素敵だと思うし、ちょっとずつ人が集まる施設が多い。

以前、市役所で開催した子どもたちの演劇のワークショップを見学したが、最初と最後で子どもたちの顔つきが変わった。
中野市でも学校で演劇のワークショップやったりしている。
魅力ある地域は何十年もかけて積み重ねてきたと思う。
とにかく、子供たちにいいものをたくさん見せて欲しい。

「中野市って閉鎖的?」

いろいろな活動に携わってきたが、偏っている団体もある。
入りにくい原因を作っていたり、競争心などで固まってしまっている。
それをリセットして他の人を認める見方ができるように変わっていきましょう。

 ファシリテーターのコメント(まとめ)

人間は環境によって作られる。
小さい頃からいろんな体験をすると当たり前になるので、そういう環境を作ることが必要だと思う。
それを感じられるような動きを市民会館で作っていければいい。

ボランティアの話があったが、参加者も人ごとの時は盛り上がらない。
「これが楽しい」となれば本気で取り組もうとなる。
人は、環境と経験が作っている部分もある。

脳科学と文化芸術について、社会的な波及効果については、一部の人が研究している。
人は感動すると目の前に起きている全てを取り込もうとするようである。
感動体験は、自分の経験として取り込んでいく作用がある。
演劇のワークショップで引き出されるものは、コミュニケーションと創造力(想像力)。

文化芸術に取り組んだり趣味をもっているひとは、メンタル的な疾患になりにくいという。
充実感や幸福感、成功体験を得ることができるから。
単なる趣味や教養・娯楽でなく、人生を豊かにするものである。
目的を持って生きれば、活力が衰えない。元気な高齢者がふえればいい。

お問い合わせ

くらしと文化部 文化スポーツ振興課 文化振興係
TEL:0269-22-2111(394)

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