公開日 2020年11月30日
更新日 2020年11月30日
本日ここに、令和2年12月市議会定例会を招集いたしましたところ、ご出席をいただきましてありがとうございます。
私は、このたびの市長選挙において、市民の皆様のご支援を賜り、市長という重職に就かせていただくことになりました。
責任の重さに身の引き締まる思いでありますが、この期待に応えるため、4万2千人の市民の皆様の先頭に立って、本市のさらなる飛躍に向け、誠意を持って、全身全霊を傾けて職責を全うしていく覚悟であります。
私のモットーは、「わかりやすく・すばやく・ていねいな市政を」です。
市が取り組んでいく様々な政策については、市民の皆様に「わかりやすく」説明し、「すばやく」実行して参ります。
また、進める上では「ていねいな」対応を心掛けて参ります。
昨年の令和元年東日本台風災害、そして新型コロナウイルス感染症によって時代は大きく変わっております。
特に世界は、新型コロナウイルスによって大きく変わっております。
しかし、本市は、豊かな自然環境、そして、農業が盛んで、工業、商業などもバランスの良い都市であり、高速道路のインターチェンジが2つある交通の便の良い、「ふるさと信州中野」であります。
コロナ禍で注目を浴びているテレワークや移住においては、中野市には大きなチャンスがあると考えております。
そのためにも、まずは、今住んでいる方々に「住んでいてよかった」と思っていただけるよう、特に子育て施策をより充実させて「住みよさで選ばれるまち」にするため取り組んで参ります。
私の4つの基本政策、若い世代が移住したい中野市にするための「安心・子育て」の充実、おいしい健康で誇れる中野市にするための「農業王国」づくり、郷土の宝で外貨獲得、豊かな中野市にするための「経済活性」、交流と人材で輝く中野市にするための「交流・人材」の活性化 を進めて参ります。
まずは、公約でもあります、私の給与30パーセントカット、小・中学校の給食費軽減、新婚家庭への家賃補助などを「すばやく」実現したいと考えており、今議会に関連議案について追加提案したいと考えておりますので、議員各位のご理解をお願いします。
さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、今月12日に北信圏域に「新型コロナウイルス警報」が発出されたことに伴い、18日に広報なかの特別号を発行し、感染リスクが高まる場面での感染予防等、改めて感染拡大防止へのお願いをしたところであります。
新型コロナウイルス感染症は、細心の注意を払っていても誰でも感染する可能性があります。
相手を思いやる気持ちを持ち、確かな情報に基づいて人権に配慮した適切な行動をとっていただくよう、改めてお願いいたします。
また、本市では、「シトラスリボンプロジェクト」に賛同し、心身ともに安心した暮らしを続けられる社会を目指しています。
これから本格的な冬を迎えるに当たり、新型コロナウイルスとインフルエンザの基本的な感染防止策を行っていただき、県の「信州版『新たな日常のすゝめ』冬バージョン」を参考に、適切な換気の実施や湿度の保持にも努めていただくようお願いいたします。
本年9月に市民の皆様に交付した「中野市地域支え合い商品券」につきましては、今月24日までに44,649人に対し、約1億3,400万円分を発行しております。
なお、登録事業者への支払につきましては、先週27日現在、約6,260万円、発行額の約46.7パーセントとなっております。
商品券は、来月31日が使用期限となっており、期限内の使用を呼びかけて参ります。
さて、豊田地域の小学校統合準備につきましては、来年4月の開校まで、あと4ヵ月となりましたが、豊田小学校の整備工事は順調に進んでおり、保護者をはじめ地域の皆様方には、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
最後になりますが、市民の皆様のご期待に誠心誠意お応えすべく、持てる力の限りを尽くして、市政に取り組んで参ります。
本日、提案いたします議案は、条例案7件、補正予算案6件、事件案7件の合計20件であります。
よろしくご審議をいただきますようお願いを申し上げ、あいさつとさせていただきます。