【私の提言】消防団の格差の改善について

公開日 2020年11月16日

9月15日受付(手紙)

提言

消防団活動には格差があると思います。例えば、各区の予算に差があることです。世帯数が多い区の部ほど予算が潤沢である一方、少ない区は区そのものの予算が少ないため、部の活動に限界があります。そのような中で、近年消防団の組織見直しが行われました。その格差がより目立つようになったと思います。方面隊や分団による親睦会や慰労会が増え、予算の支出が多くなりました。さらに、消防団員の報酬が団員に直接振り込まれるようになったこと(これそのものはよいこと)を誤解され、消防団の予算を減らす区もあり、結局これらの懇親会や慰労会の支出は個人負担になっています。もちろん、親睦会や慰労会をお断りすればよい話なのですが、そんなことができない雰囲気であることはお察しください。また、個人負担をしてまで参加したいと思える会でないこともお察しください。
また、各分団等の役員の選出について、消防団本部はもっと関与すべきです。分団長などを地元に選出させるのは地元の負担が大きすぎます。消防団に関する表彰の「候補者の表」を本部で作成できるのであれば、分団長の候補者も示してもらえると本当に助かります。地元の負担を減らしてください。消防団の知識と経験とやる気がない分団長になってしまった分団は、その下で活動している団員が大変な思いをしています。分団長の格差を何とか改善してください。
また、各地域の消防団の「熱」に差がありすぎます。訓練の回数、親睦会や慰労会の回数等、団員の負担に格差が生じています。本部の方は「各地域の実情に応じて…」と言われますが、狭い中野市ですので、「全団員同一活動」をお願いしたいです。

回答

消防団の格差の改善につきまして、ご提案ありがとうございます。
消防団への各区の予算に差があるとのことですが、区の事業における消防団の関わりなどを踏まえ、各区が実情に応じて予算を決められているものと推察するところでありますので、市が関与できないことをご理解ください。中野市消防団としての活動に対しましては、中野市から団員数に応じて均等に各分団に負担金をお支払いしており、負担金の用途としましては、分団や部ごとに実施していただく訓練や夜警、水利点検等に対するものでありますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
各分団等が行う懇親会や慰労会につきましては、分団等の判断で実施されているものと存じておりますが、各団員の負担とならぬよう団長から分団長等に指示が出ております。改めて団幹部会議などの機会に、今回のご提言を踏まえ助言させていただきます。
各分団等の役員の選出につきましては、分団からの推薦により団長が任用することとなっておりますが、ご提言の内容を踏まえ団幹部会議で検討していただくよう助言させていただきます。
訓練回数につきましては、消防団全体での訓練は、火災を始め大規模災害に備え必要な各種訓練を企画し実施しておりますが、不足する部分につきましては、必要に応じて各分団等で無理のない訓練をしていただいております。分団で格差が大きくならぬよう、併せて幹部会議において助言させていただきます。
今後も市では、消防団員の皆様がより良い環境で消防団活動を行えるよう、環境整備に取り組んで参りますので、ご理解とご協力をお願い致します。

お問い合わせ

消防課消防係 0269-22-3386

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