公開日 2022年5月25日
更新日 2022年8月5日
市内でマイマイガの発生が報告されています。
住居等に侵入したり、庭木を食い荒す不快害虫となり、住環境に悪影響を及ぼします。
必要に応じ駆除等の対策をお願いします。
※駆除の際には、鱗毛が舞い上がるため、長袖シャツ・マスク・ゴーグル・手袋を着用しましょう。
マイマイガとは
マイマイガはドクガ科に分類されるガの一種でさまざまな樹種を食い荒す害虫として知られています。
約10年周期で大量発生し、2~3年続く傾向があります。
成虫は、6月下旬から8月中旬にかけて羽化し、発生します。成虫の生存日数は、約1週間です。照明への飛来時間は、午後8時から10時頃が多いようです。
卵(卵塊)は、7月上旬から8月中旬にかけて建物の壁面や樹木に産み付けられ、そのままの状態で越冬します。
幼虫は、4月末から5月上中旬にかけて卵から孵化し発生します。
幼虫の毛に触れると、痒みが出て発疹が出ることがありますのでご注意ください。
また、幼虫は高いところから糸を吐いて風に乗って移動し、洗濯物などへ付着することがありますのでお気を付けください。
駆除方法
大量発生した時は、効果的な駆除方法が確立されていないのが現状です。
拡大防止対策および来年に向けた発生予防を行うことが重要となり、マイマイガの発生が収まるのを待つしかありません。
成虫の駆除
- ほうきなどで落とし集めて、可燃ごみとして処分してください。
- 死骸はできるだけ早く処分しましょう。放置しておくと、別の不快害虫の発生原因となります。
- マイマイガを寄せ付けないために、防犯や道路安全など必要な外灯を除き、できる限り照明を落としましょう。
- 誘虫性の低いLED等などに交換するのも効果的です。
卵(卵塊)の駆除
- マイマイガは、生涯に一つの卵塊しか産みません。来年に向けた発生予防のため、卵の時期での駆除が非常に効果的です。春までに取り除きましょう。
- 壁に産み付けられた卵はあまり固くない先の平らな物で駆除します。(例:切り取ったペットボトルなど)
- 卵も可燃ごみとして処分してください。
幼虫の駆除
○孵化後間もない幼虫(体長1センチメートル程度まで)
- ガムテープに張り付けて駆除します。
- 孵化後間もない幼虫には、家庭用の殺虫剤の散布も効果があります。(強力なスプレー剤だと幼虫が吹き飛ばされて体に付着する危険がありますので、気を付けてください。)
- 水で薄めた洗剤を散布します。
- 孵化後間もない幼虫は毛に毒を持っていますので、直接触れないようにお気をつけください。
○成長した幼虫(体長1センチメートル以上のもの)
- 火箸などで捕まえてつぶします。
- 水と少量の洗剤を入れたバケツの中に入れて溺死させます。
- 死がいは可燃ごみとして処分してください。
参考・関連リンク
本ページに掲載されている画像は、地方独立行政法人 北海道立総合研究機構林業試験場 から引用させていただきました。