公開日 2014年2月13日
更新日 2023年4月1日
人・農地プランとは
農業が厳しい状況に直面している中、持続可能な力強い農業の実現を図るため、農業の基本となる「人と農地の問題」を一体的に解決していくことを目標とする制度です。
それぞれの集落・地域において、農業を牽引していく方(中心となる経営体)、中心となる経営体への農地の集積方法など、今後の地域農業について農業者の皆様等で話し合いを行っていただき、5年後、10年後の集落・地域の姿を描く「未来の設計図」が人・農地プランです。
実質化された人・農地プランへ参加する方のメリット
人・農地プランに参加すると、次のような国の支援を受けることができます。
実質化された人・農地プランに活発に取り組んでいる「地区」を対象とする支援措置
- 強い農業づくり総合支援交付金(産地基幹施設等支援タイプ)
- 機構集積協力金の地域集積協力金(農地中間管理機構に農地を貸し付けた地域等)
- 機構集積協力金の農地整備・集約協力金(農地耕作条件改善事業の実施地区)
実質化された人・農地プランにおいて「人」(今後地域の中心となる経営体)を対象とする支援措置
- 農地利用効率化等支援交付金
- 経営発展支援事業
- 経営開始資金(農業次世代人材投資資金)
- 農業経営基盤強化資金利子助成金等交付事業、担い手経営発展支援金融対策事業(スーパーL資金金利負担軽減措置)
本市のプラン作成状況
平成24年度において、認定農業者、新規就農者等の皆様を対象として、人・農地プランへの参加に関する意向調査を実施し、その後、市内各地区においてプランの概要説明、意見交換を経て、同年10月に10地区の人・農地プランを作成しました。
当初は、個人・法人をあわせ90人が各地区を担う中心となる経営体として位置づけられましたが、これまでに7~9回の更新が行われており、現在では、810人の方が中心となる経営体として位置づけられております。
プラン推進
人・農地プランは、地域の皆様の協議のもと、地域の状況、人・農地の課題にあわせ、随時、見直し・更新を行い、より良いプランに更新することが可能です。市及び関係機関では、プランの更新を通じ、地域農業における人・農地に関する課題の解消に向け、ご支援をして参ります。
既に実質化されていると判断できる既存のプランについて
既存のプランにおいて、下記の要件を満たしていれば、既に実質化されていると判断します。
(1)区域内の中心経営体の経営する面積と近い将来の農地の出し手からの貸付予定面積の合計が区域内の耕地面積の過半であること。
(2)近い将来の農地の出し手と受け手が特定されている地域
既存のプランにおいて、既に実質化されていると判断できる区域を次のとおり公表します。
既に実質化されていると判断できる既存のプラン[XLSX:13KB]
地域農業の将来(人と農地の問題)に関するアンケート(令和3年9月実施)の集計結果について
人・農地プランの実質化とは、農業者の高齢化等により、10年後の農地利用を担う人は誰なのかなどの農地利用の在り方を決めていくものです。日本中で人口減少が叫ばれている中で、当市においても、農業従事者の高齢化等を理由に離農者が増え、農地の今後の活用方法が課題となっております。
今回、市内の農地で耕作する方の生の声を聞かせていただくため、アンケート調査を実施し、集計が完了しましたので、公表します。
市では、今回、回答して頂いた調査結果を、農業従事者の皆さんがこれからも安心して耕作出来るために、地域での話し合いや農業施策等に活かしていきたいと考えています。
アンケート詳細
【調査機関】令和3年9月6日から令和3年9月30日
【対象者】令和3年7月1日現在、中野市農業委員会の農地台帳に記載されている地権者又は耕作者のうち、1,000【機種依存文字】(10a)以上の農地を所有している世帯
【調査方法】郵送配布・郵送回収方式
【回収結果】1,603票/3,958票 回収率40.5%
アンケート結果
アンケート結果は以下のとおりです。
・中野市「地域農業の将来(人と農地の問題)に関するアンケート報告書」(全体版集計)[PDF:638KB]
・中野市「地域農業の将来(人と農地の問題)に関するアンケート報告書(地区別)[PDF:331KB]
令和4年度人・農地プランの実質化を推進する座談会を3地区で開催しました。
座談会の開催内容は以下のとおりです。
(1)柳沢地区
日時 令和4年12月21(水)午後2時
場所 柳沢区民会館
(2)西条・上小田中・下小田中地区
日時 令和5年1月17日(火)午後2時
場所 中野市中央公民館 会議室201
(3)上今井地区
日時 令和5年1月19日(木)午後2時
場所 上今井公民館
人・農地プランの内容について
農林水産省ホームページ
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