公開日 2025年10月15日
2025年8月12日受付
提言
「中野市外部監査契約に基づく監査に関する条例案」が否決され、署名をした者としては非常に残念でした。2,000人の訴え、気持ちについて、市長はどうお考えになっているのでしょうか?中野市を良くしようと考えた人たちの政治参加について、市長から何かコメント(言葉)はないのでしょうか?
ところで、今回の美術館建設の件も含め、市から出される事業の計画案、それについての市民の意見交換の場について、「決定事項」という言葉も漏れ聞こえてきます。事業案が計画されたら、まず最初に市民の声を聞く(リサーチする)のが、民主主義の常道ではないでしょうか。すべて詳細まで決めておいて、さあ意見を言ってくれでは、市民の声は何も計画には反映されません。このやり方では、独裁的と言われても、仕方がないと考えます。
市民の声に耳を傾け、市民の幸せを第一に考える市長であるならば、今後、さまざまな事業を計画され実行していく際は、計画ができた時点で、まず市民の声を聞くという段階を踏んでいただきたい。多少時間は余計に掛かるかもしれませんが、そのやり方が正道で、市長への市民の信頼も大きくなることでしょう。
市長の考えの中に、“今だけ、金だけ、自分だけ”の思想が少しでもあるのならば、その思想は今後一切捨てていただき、市民の幸せのためだけに利他の心で邁進していただきたい。
一市民として、そのことを切に祈っています。
回答
「中野市外部監査契約に基づく監査に関する条例案」につきましては、市民の皆様の署名に基づく直接請求制度によるものであり、その意図は真摯に受け止めたうえで、慎重に検討して参りました。
結果条例案は否決されましたが、決して市民の皆様の政治参加を否定するものではなく、今後も、様々なご意見をお聞きする中で、議会と問題意識を共有しながら、より良い市政を目指して参りたいと考えています。
また、市が取り組む事業についてですが、市の基本計画に基づき実施計画を策定して必要となる予算について、市議会の承認を得たうえで、実施しています。
具体的には、担当となる部署が中心となって進めて参りますが、内容によっては必要に応じ、庁内でのプロジェクトチームや検討委員会を立ち上げ、計画案や整備方針案を作成し、具体的な事業を実施しています。
こうした過程においては関係団体等との意見交換を実施する他、毎年実施しています市民満足度調査や「私の提言」のほか、「お出かけ市長室」などでお聞きしたご意見・ご要望や、パブリックコメントでいただいた意見などもできるだけ反映させるよう努めているところです。
また、特に重要度の高い計画などについては、市長の諮問機関で有識者を含めた各種審議会等において調査・検討のうえ、いただいた答申をを基に進めております。
なお、こうして立てた具体的な事業計画は、議会全員協議会や地元説明会などでも、説明をしておりますが、その折にいただく意見については、より良い計画となるよう適宜、反映・見直しをすることとしておりますのでご承知いただければと思います。
社会経済や情勢が大きく変動し、厳しさを増している中、市政運営にあたっては、事業の必要性はもとより、コスト縮減を図るとともに国・県からの交付金、補助金や有利な起債の活用などを積極的に取り込むなど、財政の健全性を保ちながら市民の皆さんの負担とならないよう事業を進めて参ります。
今後も、魅力あるまちづくりに努めて参りますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
お問い合わせ
文化スポーツ振興課 文化振興係 電話(22)2111 内線394
