令和7年6月市議会定例会 市長あいさつ

公開日 2025年6月5日

本日ここに、令和7年6月市議会定例会を招集いたしましたところ、ご出席をいただきましてありがとうございます。

開会にあたりまして、ごあいさつを申し上げます。

はじめに、先月21日夕刻に発生した強風と降雹により建物及び倒木並びに農作物に被害が発生 いたしました。

被害を受けられた皆様に心よりお見舞を申し上げます。

全体の被害状況は、現在、調査中でありますが、早期の復旧及び必要となる支援策を検討のうえ、関係機関とも連携して対応して参ります。

次に、「新中野市市制20周年記念事業」についてであります。

今年度は、平成17年に中野市と豊田村が合併し、「新中野市」となって20周年の記念の年であります。

市民のふるさとへの愛着と中野市の魅力発信を目的として、本市出身の漫画家 宮島礼吏先生監修によるロゴマークを制定し、市の事業以外に、20周年記念の冠事業を随時募集しているところであり、現在、中野市ママさんバレーボール大会、斑尾ふるさと祭りにご賛同いただいております。

ご賛同いただいた際は、広報なかの等で周知するなどの支援をしており、全市で盛り上げて参りたいと考えておりますので、更なるご賛同をお願いします。

なお、記念式典を10月7日に予定しており、特別ゲストとして、音楽親善アンバサダーの麻衣さんをお招きし、また、特別講演では、講師に中山晋平先生の生涯を描いた映画「シンペイ~歌こそすべて」に出演された辰巳琢郎さんをお迎えする運びとなりました。

多くの皆様のご来場をお待ちしております。

また、10月19日に「ソソラホール」において、元プリンセスプリンセスの岸谷香さんによるコンサートを開催します。

今月14日からチケット販売が始まりますが、身近な「ソソラホール」の会場で、多くの方に鑑賞を楽しんでいただけるよう周知して参りたいと考えております。

このほか、記念事業に併せて、市民の皆様が文化芸術に触れる機会を、年間を通じ企画実施して参ります。

次に、「ライフビジョン」アプリについてであります。

市では、令和8年3月末をもって終了する音声告知放送に代わる新たな情報配信サービスとして、本年4月から中野市地域情報配信システム「ライフビジョン」の提供を開始いたしました。

音声告知放送の代替(だいたい)として、防災及び行政情報の配信を行う重要なサービスとなるため、市民の皆様には「ライフビジョン」アプリの積極的な取得と利用をお願いいたします。

次に、職員へのメッセージ動画の配信についてであります。

市長に就任した当初から、コロナ禍の影響もあり、私から直接、全職員に向けた市長訓示が行われていない状況であります。

そこで、市の施策及び重点課題を再確認し、更なる政策推進を図るため、職員に向けた市長メッセージを動画で配信しました。

DXを活用することで移動の時間の削減など事務改善にも寄与するものであります。

あわせて、職員への激励を行い、士気を高め、職員とともに一丸となって市政発展に全力を尽くして参ります。

次に、民設民営による幼保連携型認定こども園についてであります。

令和6年8月から民設民営により建設を進めておりました、平野さつきこども園の新園舎が完成し、先月19日から使用が開始されました。

また、高丘さつきこども園の新園舎につきましても、予定どおり今月30日から使用が開始される予定であります。

引き続き、子育て世帯の支援体制を整え、子育て環境の充実や保育の質の向上を図ることにより、本市の宝である子どもたちに安心・安全な子育て環境を提供して参ります。

次に、マイナンバーカード電子証明書の発行、更新、暗証番号初期化業務についてであります。

日本郵便株式会社信越支社との委託契約に基づき、先月1日から、信州中野郵便局、中野吉田郵便局、永田郵便局の3局におきまして、業務を開始していただいております。

今年度、本市でマイナンバーカードの電子証明書の更新期限を迎える方は、令和6年度比で4.3倍、約3,500人にのぼる見込みでありますので、待ち時間の短縮、窓口の混雑緩和を図るため、できるだけ多くの方に郵便局をご利用いただきたいと考えております。

5月末時点での3局での取扱件数は13件でありますが、引き続き周知に取り組み、利用促進を図りたいと考えております。

次に、市内の経済状況についてであります。

製造業20社を対象とした1月から3月までの景況調査では、業況が「改善」と回答した企業は、前回の4社から6社に増加し、「悪化」と回答した企業は前回と同様の9社と横ばいでありました。

円安や原材料価格の高騰、人件費の増加など、各種コストの上昇により利益確保が困難な状況が続いているため、業況回復には時間がかかることが見込まれるところであります。

このような状況の中、市制度資金においては、今年度から低利の創業支援資金を創設し、最大で3年間の利子補給も行うこととしており、市内での創業支援を強化することにより、より一層の地域経済の活性化を図って参ります。

次に、2025信州なかのバラまつりについてであります。

先月24日から今月15日までの23日間にわたり、一本木公園において2025信州なかのバラまつりが開催されております。

開催期間中は、「彼女、お借りします」の原画の展示やグッズ販売、また、コンサートなど各種イベントが行われ、850種3,000株のバラが、来園者をお迎えしておりますので、大勢の皆様にお出かけいただきたいと思います。

また、来年度、第35回ばら制定都市会議、通称バラサミットでありますが、中野市で開催することが決定いたしました。

平成30年度以来、8年ぶりの中野市での開催となります。

ばら制定都市会議加盟都市の皆様をはじめ、多くの方をお迎えし、有意義な会議となるよう準備を進めて参ります。

次に、中野市二十歳を祝う会についてであります。

先月4日に、「ソソラホール」において、「令和7年度 中野市二十歳を祝う会」を開催し、313人の方にご参加いただきました。

当日は天候にも恵まれ、スーツや華やかな晴れ着に身を包んだ参加者の皆さんが、久方ぶりの再会を喜び合い、大いに盛り上がっておられました。

今回、二十歳を祝う会に参加された皆さんは、高校の3年間をコロナ禍のもとで過ごした皆さんです。

外出自粛やマスク生活といった、全く先の見えない状況の中で、青春のひとときを過ごされた皆さんではありますが、実行委員企画で行われた「二十歳の主張」では、参加者5人がステージ上で、これからの目標など、コロナ禍の苦難を感じさせない非常に前向きな発表をされていました。

次世代を担う彼らの力強い言葉から、本市の明るい未来を感じたところであります。

本日提案いたします議案は、専決処分の報告3件、条例案3件、補正予算案2件、事件案6件の合計14件であります。

よろしくご審議をいただきますようお願いを申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

お問い合わせ

総務部 庶務課 秘書広報係
TEL:0269-22-2111 (212,400)

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