公開日 2024年7月30日
更新日 2025年8月26日
2025年8月26日更新
2024年に設置した巣箱2基のうち、2025年に北側の巣箱にメス成鳥とオス若鳥のペアが営巣し4月上旬から抱卵しましたが、5月下旬になってもヒナが孵化せず繁殖は失敗しました。
ペアのオスは若い個体でした。
巣箱から抱卵するメスの頭が見えます。
また、同じ頃南側の巣箱にも成鳥のペアが飛来し、出入りしましたが、営巣は行いませんでした。
メスはオスの帰りを待っているように見えました。
2025年5月26日に中野市内の別の公共施設に巣箱2基を設置しました。現在、利用された形跡はありません。
北側の巣箱
南側の巣箱
2024年9月12日更新
設置した巣箱に利用された形跡がありました。ただ、チョウゲンボウが利用したかどうかは不明です。
天然記念物「十三崖のチョウゲンボウ繁殖地」では、2020年からチョウゲンボウの営巣が確認されていません。十三崖でのチョウゲンボウの営巣数の減少は、北信地方全体のチョウゲンボウの営巣数の減少が原因の一つです。そこで営巣数増加を目指し、2024年7月10日に中野市内の公共施設にチョウゲンボウの巣箱を設置しました。
設置したのは、木製の巣箱2基です。
高所作業車で設置しました。
チョウゲンボウは集団で営巣するため、近い位置に巣箱を設置することが可能です。
この施設は以前チョウゲンボウが営巣した実績があり、近年も越冬期に個体を確認しています。営巣が期待されます。
なおこの巣箱設置は、さとふるクラウドファンディング「十三崖にふたたび舞い戻れ!チョウゲンボウの里整備プロジェクト」の寄付金により実施しました。ご寄付いただいた皆様、ありがとうございました。