上場株式等の配当所得等に係る課税方式の統一

これまでは、上場株式等の配当所得等及び譲渡所得等について、所得税と市民税・県民税では異なる課税方式が選択可能とされてきましたが、令和６年度(2024年度)市民税・県民税より課税方式を統一させる税制改正がなされました。

そのため、所得税の確定申告で申告不要を選択した場合は、市民税・県民税でも申告不要となり、総合課税または分離課税で所得税の確定申告を行った場合は市民税・県民税でも所得税と同じ課税方式となります。

また、所得税で確定申告をすると、市民税・県民税でも合計所得金額や総所得金額等に算入され、配偶者控除、扶養控除、国民健康保険税等、各種行政サービスに影響が出る場合がありますので選択の際はご注意ください。