コイヘルペス病に関するお知らせ

公開日 2022年3月2日

更新日 2022年8月30日

 2飢餓をゼロに

市民の皆様には、この病気について正しく理解していただき、発生防止等に対するご協力をお願いします。

1 コイヘルペスウイルス病とは

  • コイ(マゴイ、ニシキゴイ)だけが感染するウイルス病で、人間やコイ以外の魚にはうつりません。仮にこの病気にかかったコイを食べても、人体には全く影響ありません。
  • 発病したコイの症状は、体表の粘液が増えて白っぽくなったり、行動が不活発になったりします。また、死亡魚は眼が落ちくぼんだ状態になります。
  • 発症しやすい水温は18~25℃です。
  • この病気を治療する薬は今のところありません。
  • この病気は持続的生殖生産確保法という法律で特定疾病に指定されており、発生が確認された場合、移動禁止などのまん延防止の措置をとるものとされています。

2 飼育しているコイをコイヘルペスウイルス病から守るためには

これまでの研究から、コイヘルペスウイルス病に感染したが死亡しなかったコイは、ウイルスを保有し続けることがわかっています。過去にこの病気が発生している池では、その際生き残ったコイはウイルスを保有している可能性があり、新たなコイを同じ池で飼育すると、感染して死亡する可能性があります。また、水を介して感染するので、同じ川や水路等の上流にウイルスを保有したコイがいれば、やはり感染・死亡してしまう可能性があります。そこで、以下の点に注意してください。

  • 現在、河川水や農業用水等を使用してコイを飼育している方は、新たにコイを入れないようにしましょう。
  • 新たにコイを入れたい場合は、現在飼育中のコイを別の場所に移し、河川水や農業用水を使用しない循環飼育を行いましょう。
  • コイが生息する別の池の水を触った場合は、飼育しているコイの世話をする前に、手や靴等の消毒を行いましょう。
    ※手や靴等の消毒方法:消毒用アルコールを小型の霧吹き(ハンドスプレー)に入れ、手や靴に吹き付けて、消毒を行ってください。なお、これらの薬剤は肌荒れの原因となりますので、消毒後は直ちに水道水等きれいな水で消毒液を洗い流してください。

3 コイヘルペスウイルス病を疑う事例が発生した場合は

自宅などで飼育しているマゴイ、ニシキゴイが死亡する等の異常があった場合は、下記にご連絡ください。死亡魚の埋却等適正な処理をお願いするとともに、希望される場合は水産試験場が検査等のご相談に応じます。

4 コイの持ち出し禁止に係る内水面漁場管理委員会指示について

コイヘルペスウイルス病のまん延を防止するため、県内の公共水面及びこれと連接一体を成す水面(以下「公共用水面等」という。)において、コイを採捕した者は、内水面漁場管理委員会が承認した場合を除き、公共用水面等から生きたままコイを持ち出してはならない旨の指示がありました。指示の期間は、令和4年4月1日から令和5年3月31日までとなります。

お問い合わせ

経済部 農業振興課 振興係
TEL:0269-22-2111(253)

ページの先頭へ