本日ここに、令和5年9月市議会定例会を招集いたしましたところ、ご出席をいただきましてありがとうございます。

開会にあたりまして、ごあいさつを申し上げます。

最初に、7月22日に開催された中野市民祭「中野ションションまつり」についてであります。

新型コロナウイルス感染症の発生、拡大の影響により、4年ぶりの開催となりましたが、40連の踊り連・仮装連にご参加いただき、また大勢の皆さんで大いに賑わいました。

開催にご協力いただいた皆様方に、深く感謝申し上げます。

次に、新型コロナワクチン接種についてであります。

本市では、5月以降、春開始接種として、重症化リスクの高い65歳以上の方や基礎疾患がある方などを対象に、接種を進めております。

今月20日からは、秋開始接種として、初回接種を終了した全ての方を対象とした、オミクロン株のXBB系統に対応したワクチンの接種が始まります。

これまで3年間、年末年始に新型コロナウイルス感染症が流行しておりますので、医療のひっ迫等を招かないよう、重症化リスクの高い高齢者の方などをはじめ、若い方もワクチンの接種についてご検討をお願いいたします。

次に、公立保育所の建て替え・民営化についてであります。

7月に建て替え・民営化方針を決定し、その後、対象園の保護者説明会及び全市民を対象とした市民説明会を開催したところ、多くの方にご参加いただき、心配や不安だというご意見や民営化後の対応についてご質問等をいただきました。

また、この方針に基づき、中野市保育所整備計画を見直すこととし、現在、改正案に対するパブリックコメントを行っているところであります。

皆様から頂きましたご意見を参考に、令和7年4月の開園に向けて準備を進めて参りますので、保護者をはじめ地域の皆様方には、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

次に、商工業についてであります。

市内経済をみますと、製造業20社を対象とした4月から6月までの景況調査では、業況が「改善」と回答した企業が、前回の6社から4社へと減少したことに加え、「悪化」と回答した企業が5社から8社に増加しております。

また、9月期までの業況の見通しについては、「好転」と回答した企業は2社で、「不変」は9社、「悪化」は9社となっており、原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇による影響が表面化してきているものと考えられ、このことによる経済活動の停滞が懸念されます。

このため、市では、物価高騰により影響を受けている市民及び市内事業者を支援するため、市内の登録店舗で利用できる「第3弾中野市地域支え合い商品券」を1人につき4,000円分を配布しており、さらに、本年12月28日までに母子手帳の交付を受けた妊婦の方には、申請により、4,000円を追加交付することとし、引き続き経済活動の活性化に向け、必要な対策を実施して参ります。

また、価格高騰の負担軽減のため、住民税均等割が非課税の世帯等に対し、1世帯当たり3万円の中野市住民税非課税世帯等臨時特別給付金の給付を先月から行っております。

なお、この給付金の対象とならない住民税所得割が非課税の世帯等には、1世帯当たり2万円の長野県価格高騰特別対策支援金を給付するため、今定例会に関連予算をお願いしております。

次に、ふるさと交流拠点施設タカギセイコー「ふるさとパーク」についてであります。

10月1日のオープンを予定しており、地域の世代間交流及び関係人口の創出・拡大を図る施設として、スポーツ、様々なイベント等を通じ、地域や市民の憩いの場、更には、多様な方々の活動の場としてご利用いただける施設となることを期待しております。

なお、今月30日には、オープニングイベントを計画しております。

当日は、ランニングインフルエンサーの三津家貴也さんをゲストにお迎えして行うランニングイベントのほか、ステージイベント、ワークショップなど、盛りだくさんの内容となっておりますので、多くの皆様のご来場をお待ちしております。

次に、信濃グランセローズについてであります。

今シーズン、信濃グランセローズは、BCリーグ北地区において、見事優勝されました。

地区優勝は、2年連続5回目となり、ホームタウンである本市としましても、大変誇らしく心からお祝い申し上げます。

明後日、3日には、中野市営野球場において、今シーズンの最終戦が行われますので、多くの市民の皆様に足をお運びいただくとともに、来週末に開催される、北地区のチャンピオンシップを制し、BCリーグ優勝及び独立リーグ日本一を果たせるよう、熱い声援をお願いいたします。

本日提案いたします議案は、条例案4件、補正予算案7件、決算認定9件、事件案2件の合計22件であります。

よろしくご審議をいただきますようお願いを申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。