【私の提言】消防団員の処遇について

公開日 2022年3月11日

更新日 2022年3月11日

9月13日受付

提言

ご承知でいらっしゃると思いますが、令和3年4月13日に「消防団員の処遇等に関する検討会」中間報告及び消防庁長官通知(以下、「報道資料」という。)が報道発表されています。

 

そこには、出動手当と年額報酬の記載があります。

 出動手当については、災害時の標準的な額として「1日=7時間45分を基本とし、1日当たり7,000円から8,000円程度を、支払うべき」とされています。

 また、災害時以外の出動(訓練・警戒等)については、「活動時間が3~4時間の場合には、1日当たり3,000~4,000円程度等」が適当とされています。

 さらに、「出動報酬の支給単位は出動日数に関わらず『1回』とするのではなく、『1日』とすることが適当である」とされています。

 

また、年額報酬については、「団員」の報酬として「現在の地方交付税単価である3万6,500を支払うべき標準的な額として定めることが適当である」とされています。

 

報道資料によると、「報酬等に関する議論については、この中間報告をもって結論とする」とあるので、上記の金額等は確定値となります。

また、「国・都道府県・市町村においては早急に消防団員の報酬等の改善に向けた取り組みを進めるべき」と記載があります。

 

以上を踏まえて、市のお考えをお聞かせください。

 

●中野市の出動手当は現状報道資料に記載のある額に足りていませんが、報酬の改善に取り組むべきと考えます。

➢ 改善に取り組む予定はありますか。

➢ 取り組む場合、いつを予定されていますか。

➢ 取り組まない場合、その理由を教えてください。

 

●中野市「団員」の年額報酬は現状報道資料に記載のある額に足りていませんが、報酬の改善に取り組むべきと考えます。

➢ 改善に取り組む予定はありますか。

➢ 取り組む場合、いつを予定されていますか。

➢ 取り組まない場合、その理由を教えてください。

回答

出動手当につきましては、平成26年度に県内他市及び近隣町村の消防団員の出場手当を参考に支給額を見直し、また従事時間により手当の額が加算されるよう関係条例の一部改正を行ったところです。

年額報酬につきましても、平成27年度に部長以上の階級の者は国で示した交付税算定経費額より高く、その他班長及び団員につきましても、県内他市の平均より高い額に改正をしたところです。

出動手当や年額報酬額については、消防組織法により各市町村の条例により定めるとされているため、一律に義務を課せられているものではなく、基準となる考え方や額を示されたものと考えております。

また、国の示す出動手当の8,000円や団員の年額報酬の36,500円は、標準団体における積算基礎額で算定した費用単価を使用し消防費に係る基準財政需要額を算出しており、それを基に算出される普通交付税額は、本市の実情に合わせ出場回数や消防団員数を乗じて交付されるものではありません。

しかしながら、処遇改善は国の消防団員確保に向けた重点課題の一つととらえており、市では消防庁長官通知をふまえて、県内他市と均衡を図りながら近隣市町村の状況を注視し、慎重に検討して参りたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願い致します。

 

お問い合わせ

消防課消防係  電話 (22)3386 内線:8131

 

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