技術提案書02
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(様式11)特定テーマについての技術提案書(全3枚中1枚)課題の整理解決すべき課題や目指すべき姿を明確化します具体策1:現状課題の明確化リノベ提案本庁舎や周辺施設との相乗効果を発揮し3つのホールで構成する「なかのAGORA」を提案します具体策2:「普段着の市民会館」を実現するリノベーションの提案具体策2:「普段着の市民会館」を実現するリノベーションの提案リノベ提案楽しむ側も演じる側もサポートする側もふらり立ち寄る市民にも愛される市民会館を目指します 現状課題と改決策を体系的に整理したリストを作成・見える化し、比較検討材料や庁内検討会での基礎資料として活用します。3-1.「楽しむ」「演じる」「サポートする」、様々な利用者の視点に立っ     た改修提案3-2.ふらり集える新拠点「なかのAGORA」を目指して3-3.地域のシンボル高社山を望む「交流ホール」3-4.もぎりライン、開放エリアの設定とバリアフリー動線2-1.市民の集いの場「交流ホール」でつながる「なかのAGORA」の提案2-2.市庁舎や周辺施設も含めた配置動線軸の設定 ホール棟と会議室棟の間に第3のホールとして新設する「交流ホール」は、会議室棟に設置する「多目的ホ-ル」や大ホール、市庁舎も含めた全体をつなぎ留める本プロジェクトの核として位置づけています。 施設全体が発表・鑑賞の場となるように検討を行います(左図4)。音楽・演劇・講演など多様なイベントを快適に鑑賞するための座席幅の見直しや親子席の新設を行います。 様々な演目への最適化を目指し、残響時間や反射音の設定・検証を行います。舞台機構の電動化・搬入動線の改善・楽屋と倉庫の連動・フラット化など、使い勝手を重視した提案を行います。 また合理的な管理運営のために施設中央への管理事務室の配置など、当JVの豊富な実績を活かした比較検討や事例を通じた、様々な判断材料をご提供致します。 市庁舎側と一体に機能する歩行者動線を設定し、市庁舎側からアクセスできる出入口や通り抜け動線など利用しやすい配置計画とします。2-3.合理的に機能する断面設定 交流ホール・大ホール舞台・多目的ホールと同一レベルに設定することで、バックヤード諸室の共有や床段差も最小限にでき利用者が使いやすい計画とします。132もぎりラインもぎりライン市役所との回遊動線大ホール、多目的ホール間のフラットな動線EVギャラリーロビースタジオWCピアノ庫ポケットパーク搬入口中野立志館高等学校高社山VIEWPPホワイエ倉庫楽屋舞台多目的ホールホールバリアフリー動線多目的ホール交流ホール大ホールもぎりライン 市民会館に用事がない中野市民も日常的に利用しやすい施設となるように、アクセシビリティの改善や可変可能な無料エリア設定、子育て世代が集えるような授乳スペースの設えなど、家族で公園に出かけるかのように普段着で集える様々な仕掛けを提案します。 交流ホールを中心とした空間構成とすることで、施設全体のイベントや個別同時利用など様々なイベントの組合せにも柔軟に対応することができ、稼働率が高く賑わい溢れる新市民会館を目指します。 また、交流ホールを通じて誰もが施設全体を利用できるようにバリアフリー動線を設定します。特定テーマ(ア)「ここで観る・聴く」「ここで歌う・奏でる」「ここでつながる・集まる」を具体化するリノベーションの提案「ここで観る・聴く」音響や舞台装置にこだわった本格的な大ホール「ここで歌う・奏でる」高社山のカラマツを内装に活用した多目的ホール「ここでつながる・集まる」高社山や旧市庁舎モニュメントを望むシンボリックで求心力のある日常的に一般開放された交流ホール3つのホールのフラット化アプローチの変更耐震要素を兼ねた側廊リニューアルホワイエの拡張高社山を眺める交流スペース多目的に利用防音性能の向上室外機置場地下機械室の最小限化地下にも着床するエレベーター既存コンクリートダクトに接続する新規縦ダクトスペース音響性能の向上残響可変装置遮音性能の向上(壁、屋根)空調負荷に配慮した仕上げ舞台の拡張舞台機構の更新と電動化搬入経路の整備楽屋機能の強化バックヤードのフラット化倉庫及びピアノ庫の共有と容量の強化トイレ1階化授乳スペースの確保旧楽屋改修によるリハーサル室化と倉庫スペースの増強マシンハッチによる設備更新ルートの確保客席リニューアル客席背もたれテーブル親子席新設可動席化ホール通路のスロープ化客電のLED化キャットウォークへのメンテナンス経路改善屋根の防音・断熱性能改善駐車場市庁舎と一体に機能する「なかのAGORA」市庁舎と一体に機能する「なかのAGORA」駐車場市役所との回遊動線市庁舎大ホール緑地を一体的に整備多目的ホール散策路交流ホールバス停既存レベル基準レベル舞台レベル多目的ホール交流ホール増設したバックヤードを大ホールと多目的ホールで共有できる大ホール⇔交流ホール⇔多目的ホールをバリアフリー化フラット化大ホール【表4.現状課題の抽出と解決策リスト】【図2.なかのAGORA配置基準模式図】【図4.なかのAGORA全体イメージ】【図5.高社山を望む交流ホールのイメージ】【図6.エリア設定と各種動線】【図3.なかのAGORA断面基準模式図】設備効率の改善現状課題解決策楽屋の位置・動線段差の解消倉庫の容量不足交流スペース不足アプローチホールの向き老朽化耐震強度不足高効率な省エネ設備に更新する       など楽屋を舞台裏に配置し、裏動線を確保する  など基準レベルを設定し、バリアフリー化する舞台裏を拡充し倉庫を倍増させる交流スペースとなるギャラリー、共用ロビーを新設庁舎側から直接出入り可能なエントランスを新設交流ロビーを庁舎側に出し、新たな顔をつくる劣化部材の改修と共に長寿命化を図る    など将来の建替えを視野に入れた自由度のある耐震補強新たな価値の創造財政安全安心ギャラリー

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