提出提案書01
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中野市市民会館リノベーション設計業務委託に係る公募型プロポーザル特定テーマについての技術提案書(様式11-2) 大ホールと小ホールを中心とした新たな市民文化・芸術活動の拠点 テーマア「ここで観る・聴く」「ここで歌う・奏でる」「ここでつながる・集まる」を具体化するリノベーションの提案テーマイ音楽都市「中野市」らしさを表現し文化・芸術の拠点を市民とともに創り上げるための提案テーマウモダニズム建築に新たな価値を生み出すための耐震補強計画や長寿命化改修などの提案テーマエ設計者の経験と実績に基づく有効な提案床レベルのバリアフリー改修  施設内装リノベーションのポイント テーマア  市民に居心地の良い場 -居場所- を提供するリニューアル テーマア・施設全体のバリアフリー改修・大ホール客席配置、椅子サイズ、響きの良い音響空間の創出・大ホールの舞台廻りの動線、楽屋配置など使い勝手の改善・会議室棟を多目的ホール、リハーサル棟に改修・中央部に交流ロビー、展示空間 「市民創造回廊」を新築現在の市民会館は舞台、ホール、ロビー、隣接する会議室棟のレベルが多様です。バリアフリーという観点から全体のレベルを単純化し、車椅子や歩行に支障がある市民にも利用しやすい床構成とします。特に南側からの新たなエントランスは15cm上げ、多目的ホールの床レベルにそろえ、大ホール舞台床へもスロープでつなげます。・舞台中央が観やすく、演者と観客 が近い台形の張り出し舞台を計画。・両サイドの客席の角度を斜めにし、 舞台が観やすい囲み型配置に変更。・囲み型の椅子配置により観客が 舞台を包みこむ一体感を感じる 客席空間となります。1階平面図2階平面図 観客と演者の一体感を高める囲み型客席配置への改善  観客と演者の一体感を高める客席空間に改修 ・施設全体のバリアフリー改修・大ホール客席配置、椅子サイズ、響きの良い音響空間の創出・大ホールの舞台廻りの動線、楽屋配置など使い勝手の改善・会議室棟を多目的ホール、リハーサル棟に改修・中央部に交流ロビー、展示空間 「市民創造回廊」を新築テーマア 舞台に集中できる客席椅子への改善・客席椅子の幅は52cmに拡張し、背板の角度を舞台への 距離によって調整することで、ゆったり感と視認性を 兼ね備えた椅子に改善します。 様々な市民が鑑賞できる客席のバリエーション・親子鑑賞室を客席後方の左右2か所に設置します。 防音仕様とすることで親子だけでなく、障がい者や主催 者の鑑賞室としても利用できる機能とします。・既存の車いす席は横通路の背部となり、視線的にも課題 があります。新たに横通路の前側に配置し、広さと良好 な視線を確保します。・舞台の後壁に通路・楽屋・倉庫を増築します。・舞台床レベルと段差のない同じレベルでの移動が可能。・大・中・小とサイズの違う楽屋を計画します。・大楽屋と中楽屋は、可動間仕切り壁で一室の大部屋、 大会議室としても利用できる仕様とします。・小楽屋はトイレ・シャワーを設け主役級の仕様とします。・下手控え空間に楽屋ラウンジを計画し、ミニキッチン、 トイレを設置します。 舞台後部に上手下手をつなぐ通路と楽屋、倉庫を配置  舞台廻りの使い勝手を大幅に改善 テーマア・舞台の上手後部の搬入口に前室と して荷捌スペースを計画します。・荷捌スペースに面して広い倉庫を 計画し、短い動線でスムーズな搬 入の流れを作ります。・外部に庇のあるプラットホームを 計画し悪天候の作業に配慮します。 舞台・倉庫へのスムーズな搬出入ロビートイレのバリアフリー化・現在の北エントランスを東側ロビーに移動することで、 西側に、だれもが使いやすい広いトイレを計画します。・女性の利用者が多い時には、可動の間仕切りで男子トイ レの一部を利用できるように工夫します。「市民創造回廊」の提案南北のエントランスをつなぐ市民の活動軸を中心に、北側の大ホールホワイエ、東側の多目的ホールを囲む市民の芸術活動促進のための市民創造回廊を提案します。「市民創造回廊」と多様な市民活動諸室スタジオ、リハーサル室、会議室、展示室、和室等、多様な市民芸術活動諸室がとりつきます。また、廊下そのものが展示空間「ギャラリー回廊」として機能します。小ホール・リハーサル・展示室など日常の創造活動の場  重ね使いができる 多目的ホール の提案 テーマア既存の会議室の2階床を解体し吹抜け空間として、平面サイズ12mX16m、天井高さ6mの多目的ホールを計画します。 床はフローリングの平土間空間が基本です。それぞれの用途に専門性のある機能を備えます・多目的ホールは壁面収納できる移動観客席を計画し、 小ホールとしての建築音響と舞台設備を備えます。・平土間にして大ホールのリハーサル室としての機能や、 単独でのリハーサル室、稽古場としての専門利用が可。・壁面に展示設備を備え、展示室とすることでロビー 空間との一体的利用も可能です。・会議室や展示室と兼用できる楽屋、和室を配置します。  街に開かれた文化施設・まちなかロビー テーマイホール棟改修ロビー楽屋棟新築会議棟を多目的ホールに改修会議室と兼用できる楽屋(実績)移動観客席の多目的ホール(実績)囲み型の客席・舞台空間(実績)ギャラリー回廊(実績)「ふるさと」を感じる「市民創造回廊」の内装計画内装には高社山のカラマツ材を多用し、天井にはブドウ棚をイメージした木製ルーバーの採用を検討するなど中野市の「ふるさと」にこだわります。3階平面図明るいリハーサル室(実績)市民創造回廊・北側エントランス飲食もできるラウンジ搬入しやすい荷捌・倉庫配置楽屋としても利用できる和室余裕のあるトイレの新設管理しやすい事務室の配置高社山を一望できるカウンター席プレコンサートやイベントスペース自由に弾けるピアノ可動間仕切りで大部屋・大会議室としても利用観やすい車いす席親子鑑賞室を両サイドに配置明るく気持良いデッキテラス市民創造回廊・まちなかロビー外廊を利用した青空市(実績)市民創造回廊・ラウンジ学生の通り抜けや立ち寄りスペース親子の立ち寄りスペース出入れしやすい倉庫楽屋として分割利用が可能な会議室中央部客席は千鳥配置で視線を改善各調整室はサッシと防音仕様外廊3F調整室との直通動線を確保可動間仕切りで男子トイレの一部を使用上手袖下手袖両サイドの客席は角度を斜めにして囲み型配置とし視線を改善壁面を展示に利用壁面を展示に利用展示ギャラリー市民創造回廊歩行者搬入者視線

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