公開日 2020年6月12日
更新日 2020年6月12日
新型コロナウイルスの出現に伴い、感染防止の3つの基本である(1)身体的距離の確保、(2)マスクの着用、(3)手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の新しい生活様式の実践が求められています。
このような「新しい生活様式」における熱中症予防のポイントがあります。
熱中症予防のポイント
暑さを避けましょう
- エアコンを利用する等、部屋の温度を調整する。
- 感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整する。
- 暑い日や時間帯は無理をしない。
- 涼しい服装にする。
- 急に暑くなった日等は特に注意する。
適宜マスクをはずしましょう
- 気温・湿度の高い中でのマスク着用は要注意。
- 屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずす。
- マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で、適宜マスクをはずして休憩をとる。
こまめに水分補給しましょう
- のどが渇く前に水分補給する。
- 1日あたり1.2リットルを目安に補給する。
日頃から健康管理をしましょう
- 日頃から体温測定、健康チェックを行う。
- 体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養する。
暑さに備えた体作りをしましょう
- 暑くなり始めの時期から適度に運動をする。
- 水分補給は忘れずに、無理のない範囲で行う。
- 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度行う。
- 3食バランスの取れた食事をとる。
- 快適な環境でよく睡眠をとる。
※高齢者、子ども、障がい者の方々は、熱中症になりやすいので十分に注意しましょう。3密(密集、密接、密閉)を避けつつ、周囲の方からも積極的な声かけをお願いします。
熱中症の症状
代表的な症状はめまい、立ちくらみ、筋肉痛、大量の発汗です。さらに進むと頭痛、吐き気、倦怠感が現れ、重症になると意識障害、けいれん、高体温が出現します。
熱中症を疑ったら
まず、現場での応急処置が大切です
1.涼しい場所へ避難
風通しのよい日陰や涼しい室内へ避難させましょう。
2.脱衣と冷却
衣服を脱がせ、体からの熱の放散を助けます。露出させた皮膚に濡らしたタオルやハンカチをあて、うちわや扇風機などであおぎ体を冷やします。
自動販売機やコンビニで、冷やした水のペットボトル、ビニール袋入りのかち割氷、氷のう等を手に入れ、それを首の付け根の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面、股関節部に当てて、皮膚直下を流れている血液を冷やすことも有効です。
体温の冷却はできるだけ早くに行います。救急隊を要請したとしても、到着前から冷却をしましょう。
3.水分・塩分の補給
意識がはっきりしていれば、冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいます。塩分も適切に補えるスポーツドリンクや食塩水(水1リットルに1~2グラムの食塩)も有効です。
4.医療機関へ運ぶ(意識がない時等)
関連情報
環境省
気象庁
厚生労働省
消防庁
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