高橋由一作「第十一代 山田荘左衛門顕善像Ⅱ」

公開日 2014年05月19日

高橋由一作「第十一代山田荘左衛門顕善像Ⅱ」

 平成25年に市内で発見・寄贈された高橋由一作「第十一代 山田荘左衛門顕善像Ⅱ」の修復作業が完了し、5月19日、(仮称)山田家資料館において記者発表を行いました。

 日本の西洋画の創世期に活躍した画家である高橋由一が描いたこの肖像画は、北信濃の豪農として知られた中野市の山田家当主である顕善の日記から、明治16年に顕善が上京した際に高橋由一に依頼して描いてもらったことが分かっています。

 描かれた顕善を輩出した山田家は早くから、貿易の拠点となった横浜に注目し、横浜において生糸貿易に関わっていました。その活動は、日本における近代産業体制の確立期において、一定の役割を果たしていたと推測されます。

 生糸産業に取り組んだ山田家の活動は、中野市における養蚕業のあり方と密接な関係があったものと考えられ、この肖像画は、日本の近代化という大きな歴史の流れに、東京とは遠く離れた北信濃という地域が、決して無関係ではなかったことを示す歴史資料でもあります。

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