中野市の農業と地域づくり(平成29年11月)

公開日 2017年11月02日

最終更新日 2017年11月02日

 池田市長のわくわくレポート vol.47 (広報なかの平成29年11月号掲載)

 中野市は農業を基幹産業とする都市であると、これまでいろいろなところで話す機会があった。生産額(付加価値額)では、市内産業に占める割合は突出しているわけではないが、農業生産に携わる人口が多く、農業の活性化が地域経済の大きなけん引役となることは、誰しもが認めるところだと思う。
 中野市はその市場占有率、技術水準、ブランド力においてキノコ、果樹を中心とした農業の先進地域である。経済は人の営み、人の動態が基本にある。この農業における先進性をさらに推し進め、不動のものとし、中野市の農業の未来を明るいものとする。その結果として押し上げられた地域の魅力が、ほかの地域からの流入人口を増やし、ひいては多くの人を引き付けると思う。
 新規就農についても、先進技術、進取の気性がある地域に人は憧れ、集まるのは誰しもが知る道理である。
 横道にそれるが、戦後一貫して生産性を向上させてきた他の産業分野に比べると、農業分野はこれからが生産性の向上面で「のびしろ」がある。ちなみに食料自給率(カロリーベース)で2009年に93%を達成したドイツでは、雇用人口に占める農業従事者は1・6%と日本(3・7%)の半分以下であることから、日本の生産性の向上はまだまだ見込める。昨今のIT技術の導入やIoTといった先端技術の活用なども課題となろう。
 農業は農業のみならず多様な側面からも、これからの地域づくりの要である。その一つが観光である。観光の4大要素は気候、自然、文化、食事といわれる。この食事に関していえば、中野市の食材は豊富であり、フルセットでそろう。農産物を広く内外に知らしめるとともに、食の「おいしい」を創出し、観光振興を図るといった戦略も実効性がある。
 いずれにしても、中野市の農業をさらに進めるため、今年から農業経営塾をスタートした。経営塾の人づくりを基本に、農業者のネットワークをつくり、さらに農業の高度化を推し進める中で、魅力ある農業を育んでいきたい。

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